前回の続きになります
所持金は1万4千円

私達家族には
光がありませんでした
オムツとミルクは欠かせません
求人広告を見ても
面接すれば何処にも断られる・・・
そんな日が続きました
交通費で
所持金が消えていきます
社長の娘が
『まだいるの?』
『迷惑なんだよ』と言いに尋ねてきました
怖い男たちを連れて・・・
驚きました
後ろに物凄く大きな・・・
自販機よりも大きな
女性が半分透けて立っているのです
霊障も
この娘か社長が原因だなと思いました
(社員も変な霊がついていましたが・・・)
後二日・・・
精神状態は
異常なくらいやばくなりました
相変わらず
別れろしか連呼しない義母に
『うるさい!』と初めて怒鳴ってしまいました

反発しないと思っていた私に言われて
驚いたのか電話を向こうから切りました
そんな時
京都の福知山で
スナック共働きの
新聞求人広告が目に止まりました
『足が悪くてもいい』
『容姿が悪くてもいい』
『えらかったら椅子に座って接客すればいいから・・・』
私にはこれしかないと思いました
近くの喫茶店まで
来てくれるというではありませんか
指定された喫茶店に行くと
コワモテのお兄さんが・・・
大丈夫かな?
一瞬思いましたが
愛想は良く福知山に行くまでの
交通費・引っ越し費用を出してくれました
あぁ・・・良かった
引っ越し荷物を赤帽に頼み
福知山へと向かいました
現地のスタッフが迎えに来るという事で
福知山に着くと・・・
高級外車に乗せられました

そこで驚く事を聞かされたのです
離婚して
私は船に乗れ・・・
その前に
中国人女性と形だけの婚姻しろ

妻には中国人男性と結婚する為に
中国に行けと言うのです
驚きました
そんな話は全く聞いていません
『話が違うんですが・・・』
『この状況でよく言えるよな!』
『怖い目に遭いたいのか!!』
喫茶店でしたが
この男と仲間みたいでした
必死に土下座して
『勘弁していただけませんか?』と訴えると
マスターが
『水のおかわりいります?』
と頭に水を注いできました
『勘弁してください・・・』
何度も何度も足にしがみついた
すると
この間に信用情報を探っていたのか
『あんまメリットねぇしな』と笑いながら
一本の電話をしていました
『お前んとこで使えや』と
聞こえてきました
すると
『喜べ!クズ野郎!』と
笑いながら車に乗せられました
連れて行かれたのは
広島県福山市のキャバクラグループでした

私はウェイター
妻はキャバ嬢になれと
私の顔のアザを見て
気色悪い
こっちを見るなと
いつもキャバ嬢達に
コップの酒やゴミを投げつけられました
妻も容姿から他の
キャバ嬢に馬鹿にされる毎日でした

そんなある日の事
いつもの様に出勤すると店長から
『逃げろ!今すぐ女房と逃げろ!』と言ってくるのです
どうやら
店が終わった今晩
私達夫婦と長男を“捨て”に行くとか・・・

旦那は風貌・足が悪い
女房は客もとれないのが理由らしいのです
『死にたくないんだろ?』
この時にようやく自分達の危機に気づきました
すぐに店長が
妻を用事とかで呼んでくれて
慌てて寮に戻り
最低限の長男オムツやミルクを持って逃げました
ですが相手は怖いヤクザ・・・
逃げようがありません
追われ続けて
新幹線に乗ったものの
次の駅で終わりを感じました
ふと頭の中に
小学校の担任の先生が
『この先ヤクザの事で困った事があったら電話しろ』と
言った言葉が浮かんできました
駄目元で小学校の担任に電話すると
『それならどうにかなるかもしれん』と・・・
すると
次の駅に着きましたが追ってはいません
もう一度
小学校の担任に電話しました
すると
『お前の親父がお世話になっていた人に連絡した』
『もう解決したから・・・』
皮肉にも
小学校の担任が父親と同級生のおかげで・・・
父親がヤクザの幹部という繋がりで助かったのでした

担任の先生が
『結局・・・抜け出せなかったか』と大泣きしていました
私も泣きながら感謝と謝罪をしました
私と家族の命は救われたものの
家財道具を全て無くしました
それでも
妻と長男の命があっただけでも
幸いでした
この時
二度目の新聞求人を見て
初めての新聞配達・・・
大阪の新聞店に行ったのです
※画像はフリー写真素材
【写真AC】【イラストAC】
【Pixabay】より
イメージ画像として使用しています


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【何気ない日常から始まった恐怖・・・それは突然やってきた】
これは長男が小学一年生の時の話です
今から26年くらい前でしょうか
妻がお母さんの手紙を見て
お母さんの側にいたいと言い出して
愛知県に帰ったものの
『別れろ別れろ』とうるさく
妻も疲れて『遠くへ行きたい』と言うので
慌てて新聞の求人を見て応募した
岐阜のヤバい新聞拡張団に騙された頃でした

もう少しで
三重県の方に売り飛ばされるところで
神奈川県大和市の新聞販売店に
救われた時でもあります
順調に働けていました
ちょうど3ヶ月経った頃でしょうか
長男がいきなり友達を連れてきたのです
あれ?と思いました
よーく見ると南米系の外国人の子でした
いやいや偏見は持ってはいけないと快く歓迎しました
それを気をよくしてか毎日遊びにくるようになりました
『困ったなぁ』そう妻と話している時でした
私の前にいきなり来て服をまくりあげるのです
びっくりしました
男の子といえどよその子なので驚きもします
『ここ!』と指差すのです・・・
何かの手術痕みたいでした
『ここにね袋入れるの』
『日本に来たら取り出すの』
『お金いっぱい貰えるんだよ』
上記の様なニュースを思い浮かべました
何て返事していいか分からず
『そうなの?』しか言えませんでした
その子が帰って五時間後
深夜の0時過ぎでしょうか
その子の父親だと名乗る者が
血相変えて訪ねてきたのです
深夜だというのに
物凄く呼び鈴を鳴らす異常な雰囲気でした
『一緒に来て』
『一緒に説明して』何度も手を引っ張るのです
しかも土足で上がりこみ
家族全員でこいと言うではありませんか
『ふざけんな!』我慢出来ず怒鳴りました
追い出してもドアをバンバン叩くので
警察を呼ぶと姿が消えました
警察の冷たい口調が印象的でした
『あんたも心当たりがあるんだろ?』
『返すもん返していないんだろ?』
何故かこちらが犯罪者扱いでした
その時です
夕方の彼の子供の手術痕を思いだしました
警察にその事を伝えると
『見間違いでしょ』と冷たく切り捨てられました
早々に切り上げていく警察官に
『何かあった時すぐ来て欲しい』と
伝えると無視されました
忙しいのは分かるんですが
アノ態度は酷いと感じました
気分を取り直して不安がる子供達に
寝なさいと言いました
これは明日は学校に行けそうにないな・・・
そう思いながら寝付いたら5時でしょうか
突然
台所の窓が割られ
先程の父親が腕を伸ばして
ドアの鍵を開けようとするのです
もう必死でした
開けられたら全て終わる感じがしました
伸ばして鍵を開けようとする腕を蹴りまくりました
すると割れた窓から父親と思われる男が顔を突っ込みながら
『あんた達が来ないと私達が大変になる』と言ってきました
『知るか!』と私は怒鳴りました
『お願いします』と割れた窓に
更に顔を突っ込んできました
その顔を見て驚きました
右目が赤く腫れあがり潰れています
左目も出血して頭からも血を流している感じでした
妻が呼んだ警察のパトカーがようやく来ました
すると物凄い勢いで立ち去っていきました
声をかけてきた刑事と名乗る者に事情を説明すると
『顔は窓ガラスにぶつけたんでしょ?』と言うのです
どう見ても殴る蹴るされた痕に見えるのに
分かって貰えません
刑事:『何かあったら連絡してください』
私:『かくまうとかして貰いませんか?』
刑事:『あのね・・・テレビの見すぎだわ』
こちらは凄く真剣なのに
苦笑で終わらされてしまいました
こんな状況では子供を学校に行かせられません
ドキドキしながら時間が経っていきました
すると10時頃でしょうか
小学校から携帯に電話がありました
私の子供は休みなのに
外国人の男の人が3人で
私?に頼まれて迎えにきたと言うのです

そんな電話を受けた後に
ピンポンと鳴りました
恐る恐るドアの
覗き穴から様子を伺うと
3番目の子が通っている
近くの保育園の園長先生でした
妻の代理だと外国人女性が迎えにきたという・・・
先程から
固定電話に何度もかけたが
繋がらないというのです
不審に思った園長先生が追い返し
事実確認しようと明日の準備が
書かれたお便り帳を持って訪ねてきたというのです
事情を説明すると
『お父さんお母さん以外に預けない』と言ってくれるものの
もはやそんな悠長な段階ではないと感じました
園長先生の話を聞いて
妻が固定電話をあれこれと調べていました
『繋がらない・・・』
妻は青ざめていました
携帯電話で
警察に電話相談すると
『連れ出されたら電話して』とか
『何処にでも公衆電話くらいあるでしょ』と
冷たく突き放されました
恐怖心が最高潮に達しているのか
外の音に敏感になっていました
ガラガラーという音にビクっと感じ
ベランダ窓から覗いてみると
白いワゴン車が2台止まっています
少し離れた電柱陰に外国人が立ち
こちらを見ながら電話しているではありませんか
これはヤバい!!と感じました
妻と子供達に最低限の
下着と服を入れるように伝えました
タクシーに乗れるかな・・・
後をつけられたら・・・
念のため2台呼びました
待ち合わせ場所を決め
先に妻と子供を乗せ
私は後のタクシーに乗りました
上手いこと彼らは私の後についていきました
『大和駅の交番前で・・・』
交番前に降りると交番にいる二人の警察官に
『フラフラ運転の車がいるんですが・・・』と
わざと彼らに見えるように外に出て指差しました
すると彼らの車は
物凄いスピードで急発進して去っていきました
警察官も異常な感じを察知したのか
あちこちに連絡を取っています・・・
やっと動いてくれました
(別件ですが・・・・)
駅のホームで不安そうな妻と子供達を
見つけました
とにかく
この場を離れなくては!
その一心でした
東京を目指しました
東京なら住所変更しなくても何とか住めるからです
これが住所変更すらもできない逃避行のはじまりでした
次回は何故
これが単なる逃避行で終わらなかったのか
どうして心霊絡みなのか
書き綴ろうと思います


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